【革ベルト交換】 ブルガリ ディアゴノ 特殊形状ラグ攻略

こんにちは。DAYTONA33です

本日は制作に大変苦労したブルガリのディアゴノの革ベルト制作について記事にしていきたいと思います。

いや〜、今思い出しても苦労しました。しかしそれ以上に楽しませてもらった思い出です^^

 

BVLGARI ディアゴノ

ディアゴノ

ブルガリの腕時計の中でも特に人気があるように思いますこのディアゴノシリーズ。

オーソドックスなステンレスモデルからハイクラスの18kモデルまで振り幅が大きいのも特徴と言えるブルガリを代表する時計ですね。

実際に着用している人も多いように感じます。さすがに18kモデルは見たことはありませんが。。

実際に見た感想としてはシンプルで使いやすそうだなぁ〜。といったところです。なんの参考にもならないただの感想ですみません。笑

まぁそこはファッション時計ということで。

で!このディアゴノのベルトがかなりの曲者だったわけですよ!

難題 特殊なラグ形状

ケースとラバーベルトの間の形状に注目です。

なんか複雑そうじゃありませんか?一見するとよくある凸形状のベルトに見えますがもう一度ケースとベルトの接続部を見てください。

ぴったりと隙間がありませんよね?

これが非常に難題なのです。要はこのラバーで成形された複雑な形状を柔らかい革で再現しなくてはいけないのですから…

この特殊ラグに名前をつけるとすると「凸型逆R隙間ぴったりラグ形状ヤレルモンナラヤッテミロ」

になると思います。今回私がせっかく命名したのでこの記事中のみこの形状、ちょっと長いので略してTRY(トツガタギャクアールスキマピッタリラグケイジョウヤレルモンナラヤッテミロ)で呼ばせていただきますね。

革の特性を理解しTRYを完全再現

非常に苦労しました。

何度も試作を繰り返しました。。

そして納得のいくTRYがついに完成しました。

今回はホント必死で試行錯誤を繰り返したので途中経過は無しで完成品の写真しか撮ってません!ではどうぞ!(ハンギレ)

TRY

DAYTON流TRYが確立した瞬間です。

ちなみにディアゴノの革ベルトを制作、販売しているものは割とネットなどで見かけたりしますがどれもこのTRYではない作りのただの凸形状のものばかりですね。その場合ケースとのフィット感が無く非常に残念なチープな見た目になってしまいます。

当店は『時計の格にあったベルト』を制作することを常に心がけているので苦労するとわかっていてもどうしてもこのTRYにトライしたかったのです。

非常に勉強させていただいたと思っております。ありがとうございました。

バックルは純正を流用

装着して初めてTRYの真骨頂といったところでしょうか。狙い通りケースとの隙間が綺麗に収まってくれました。今回のTRY制作の中で特に苦労した逆R部分のおかげです。

ベルト自体の厚みもディアゴノのケース厚に合わせていますので全体のフォルムを見てもらうと流れるような曲線になっていることが確認していただけると思います。

さすがTRY‼︎

今回のオーダーのおかげで私自身もスキルアップできたと思っています。

お金を貰って経験値も積める…こんなに職人名利に尽きる事はありません。

正直自分自身、職人というにはまだまだ未熟すぎるところがあります。これからもお客様に気づかされレベルアップに励んでいきますので今後もこの腕時計ベルト専門店DAYTONAを応援宜しくお願い致します。

それではまた〜。

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DAYTONA

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